身体を柔らかくするために最も一般的に行われていることと言えばストレッチではないでしょうか?

 

しかしながら、「ストレッチをしても全然柔らかくならない」「可動域が上がってもすぐに元に戻る」という方もいらっしゃいます。

効果が出る人と一体何が違うんでしょうか?

「ストレッチのやり方!」というのも一つの要因かと思いますが、本日は少し違った視点から、柔軟性についてのアプローチ考えていきたいと思います。

柔軟性と運動のつながり

柔軟性といっても関わる要因は複数あります。よく挙げられる要因としては筋肉や筋膜、関節、皮膚といったところでしょうか。特に筋や筋膜は真っ先に思い浮かべるところだと思います。その筋と筋膜を語る上では「線維芽細胞」の存在は欠かせません。

線維芽細胞とは、組織と組織や細胞同士を繋ぎ合わせる結合組織と呼ばれるものを構成する細胞で、コラーゲンやエラスチン、身体の潤滑油であるヒアルロン酸の分泌を促します。

線維芽細胞を活性させるということは、筋と筋が滑走する、つまり身体を動かす上でとても重要です。

 

では、この線維芽細胞を活性させるには何をすれば良いでしょうか?

線維芽細胞を活性する一つの要素は運動です。その運動というのも、柔軟性が低下しやすい股関節や肩関節の構造を考えたときには、曲げて伸ばす等の単一的な動きではなく、さまざまな方向への動きを行なった方が効果的です。

下記の動画をご覧下さい。股関節と膝を比較しても一目瞭然で股関節の方が大きく動くことがわかります。

 

もう一つ運動で考慮したいのは身体の動かし方です。もし身体の使い方に問題があれば、ある特定の筋肉を過剰に使ってしまうため、柔軟性を低下させる要因になります。

また、「毎日同じスポーツをハードに行う」ということも柔軟性の低下に繋がってしまいます。どうしても運動の特性や身体の動かし方に偏りが出てしまう為です。

運動は柔軟性を高める要因にもなりますが、柔軟性を低下させる要因にもなります。

運動・スポーツを継続し、柔軟性を維持・向上させるには個々人に合ったストレッチやトレーニング・コンディショニングが必要です。

 

その他にも運動とは少し離れるかもしれませんが、フォームローラーやカッサといったツールを使うことは、線維芽細胞の活性を促します。フォームローラーやカッサからの心地良い刺激を身体に受けることにより、副交感神経が活性・リラクゼーションの効果もありますので、そういった面でも柔軟性に効果的です。

 

ちなみに私もTecnica Gavilanという現代版のカッサをコンディショニングに用いることもあります。

 

同じツールではありませんが、下の動画のような感じで私も使用しています。

柔軟性と食事のつながり

柔軟性を考える上で見落としやすいのは食事かもしれません。人間そのものが細胞の集まりであると考えると、何を食べて身体を作るか、と言ったところは欠かせません。

細胞や組織の炎症・酸化を促進させるインスタント食品やケーキやお菓子などを減らすことは言わずもがなですが、栄養素に関しても炭水化物・タンパク質・脂質の量だけじゃなく、ビタミンとミネラルまでしっかり意識する。

その為には特定の食品を偏って摂取するのではなく、多様性のある食事を行う必要があります。

 

そして、ストレスを多く抱える方などは必要に応じて、抗炎症・抗酸化の栄養素を意識する必要があるかもしれません。

基本は食事の改善からですが、サプリメントで何かを摂取したいなら、抗酸化物質のビタミンCや抗炎症のためにオメガ3脂肪酸は個人的にオススメです。

ビタミンCはアスコルビン酸で購入すると、コスパも良く、私も1日に5g以上は摂取しています。

 

また、水分摂取といったところも考慮しないといけません。コーヒーや紅茶、お酒を習慣的に飲むなら水を少し意識的に飲むと良いかもしれません。

上記は筋膜の動画になりますが、その組織には非常に多くの水分が含んでいることがわかるかと思います。

 

食事は自律神経系や呼吸においても大きな影響を与えます。

例えば、血糖値が急上昇する食事をしてしまうと、食後に血糖値が急上昇したのち、血糖値は急降下します。血糖値が急激に下がった状態では脳が血糖値を高めようと、副腎からアドレナリンとノルアドレナリンといったホルモンを放出し、血糖値を高めます。

が、アドレナリンとノルアドレナリンは自律神経を刺激し、交感神経を活性化させます。そうすると呼吸は浅くなって心拍数は高くなり、リラックスすることが難しくなります。

副腎疲労や慢性的な疲労感のある方がストレッチやフォームローリングを行っても効果が出ないのは明らかです。ストレッチやフォームローリングをする時には、呼吸を深く行い、副交感神経を優位に出来る状態をまず作る必要があります。

まとめ

柔軟性についてはこれ以外にも考慮するポイントは多々あります。

しかしながら運動と食事がビッグワードになることは間違いありません。

運動不足かつ食事はコンビニや外食のテキトーなモノで済ませていると、身体も硬くなりやすくなりますし、ストレッチで柔軟性は改善しないのはおわかり頂けたかと思います。

 

運動と食事、何事においても重要な要素であるこの二つにまず目を向けてみると、柔軟性だけでなく、身体の様々な不調にも効果があるかと思います。

 

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