私は幼稚園のときから高校まで、水泳、剣道、野球、サッカーというスポーツを経験してきました。

身体が硬く、構えの姿勢も悪かったのでコーチや監督に「もっと胸を張って!」であったり、「もっと腰を落として!」などなど、姿勢についての指摘されることが多かったです。

 

当時はただ単純に、「なかなか難しいな~」って、思っていましたし、姿勢を意識した後はいつも腰に張りを感じていました。

その積み重ねの結果かどうかはわかりませんが、腰痛が原因で高校2年生でサッカーを引退することになりました。

 

「姿勢を意識した結果、痛みが発生する」、同じような経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

運動中に姿勢は意識できる?

「運動中に姿勢は意識できるか?」という問いに今の私の答えは、「Yesでもあり、Noでもある。」という答えになります。

厳密に言えば、「短時間の運動はYes, 長時間の運動はNo」です。

 

例えば、ウォーキングのときに、「身長を高くして、踵から歩く」「腕を大きく振って歩こう」と意識しても、少し時間が経てば忘れているかと思います。意識しながら長時間の運動は出来ません。

なぜなら、姿勢は本来、脳で無意識的にコントロールされているからです。脳があなたの身体のコンディションや周りの環境などを考慮した結果、今のあなたにとってベストな姿勢を脳が選んでくれています。

既にその姿勢は、あなたと周りの環境にとってベストな姿勢なんです。ウォーキングの時に腕を振れないのは腕を振る意識がないからではなく、腕を振る必要がないと脳が判断しているからです。

 

長時間のデスクワークの時に頭が前に出て、背中が丸くなるのも当然です。その姿勢はあなたがパソコンを触る上で、ベストな姿勢だからです。

デスクワークを長時間行なっていて、視力が低下するのも同じで、パソコンを触る上で高い視力は必要ないだけです。なので、「視力が下がった!」と、コンタクトやメガネの度数を高めることはNGです。度数を高めたところでパソコンを見るために視力は再び下がることになります。

 

短時間の運動においては姿勢を意識することは可能だと思いますが、スポーツの動きでも姿勢以外に考えないといけないこともありますので、無意識的に良い姿勢を取れるようにしたいところです。

意識しないといけない=無意識ではできないということなので、少しでも気が抜けると姿勢が崩れてしまいます。

なので、無意識的に適切な姿勢を取れるようにしていくことがベストでしょう。

姿勢を意識することは悪いこと?

しかし、姿勢を意識することは一概に悪いことではありません。先ほども言った通り、状況によって違うからです。

例えば、ウェイトトレーニングやエクササイズといった短時間の運動の際には、姿勢を意識しやすいはずです。短時間でも理想的な姿勢でトレーニングを行えると、よりトレーニングの効果を引き出すことが出来ますし、その結果で姿勢が改善する可能性もあります。

 

しかし、意識したその姿勢があなたにとって無理な姿勢である場合は注意が必要です。身体の柔軟性が不足しているのにも関わらず、無理をして姿勢を修正しようとすると、他の部位にストレスがかかってしまい、その結果、腰痛や膝痛、首の痛みなどに繋がるかもしれません。

 

その場合には、柔軟性の問題を解決することが初めに必要な介入かもしれません。柔軟性の問題を解決し、トレーニングやエクササイズをすることで姿勢改善の手助けになるでしょう。

適切な姿勢を無意識で作るために必要なこと

どんな運動であれ、最終的には無意識で適切な姿勢を取れるようになるべきです。そのためには運動が必要かもしれませんし、視覚や歯の噛み合わせの介入などが必要かもしれません。個々人によって異なるでしょう。

運動においてはストレッチ、呼吸トレーニング、体幹トレーニング、グラウンドムーブメント、グラウンドムーブメント、ムーブメントトレーニング、ウェイトトレーニング、ウォーキング、ピラティス...etc

それら全てが適切な姿勢を作るための運動になり得ます。

サッカーやバスケのような複雑性の高いスポーツにおいては、競技の経験値もポイントとなるでしょう。練習や試合を通じて様々なシチュエーションを経験している(=脳が既に最適を学んでいる)から、脳が最適な姿勢と身体の使い方を無意識的に作ってくれます。

 

ウォーキングで「踵から歩きたい、腕を振りたい」なら、そういった姿勢や動作が無意識にできるように、スプリントで「前足部着地をしたい」なら、前足部着地を無意識でできるように、そんなトレーニングのプログラムが必要かと思います。

まとめ

「ウォーキングをしていても、姿勢が悪いのが気になる」

「スポーツをしているときに、姿勢の悪さを指摘される」

そんな方は、お近くのパーソナルトレーナーにご相談してみてはいかがでしょうか?

 

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